小話第10話 おとぎの国のシャリム 5

シャリム「・・・ということがあったんだけど、おばさん、何か知らない?

おばさんなら、ひょっとしたら知っているかと思って」

裁縫おばさん「おやおや、また大変なことになっているのね」

困ったことに

裁縫おばさん「どうやらそのネコちゃん、

シャリムちゃんの読んだ本に憑いているみたい」


しかも


おそらく

シャリム「うん。貸本屋さんに聞いたら、

あの本、アクロニア王国について書かれた貴重な本だって言ってた」

深澄「もう、空ったら;」


それだけなら・・・


ネコ魂存続の危機

シャリム「ええっ!?

どっ、どうすればいいの?」

李闇「空おねえちゃん、消えちゃうの?」

だから、

裁縫おばさん「そうね、

シャリムちゃんに憑いてもらいましょう」


シャリム「あたし?」

裁縫おばさん「深澄ちゃん達もいるんだし、今更一匹増えても同じよね?」

シャリム「それは構わないんだけど、

空って子があたしに憑いてくれないと、どうにもならないよ。

皆、フーアに憑いてきたんだし・・・


深澄「シャリムならきっと大丈夫よ」

朱理「今から何細かいこと考えてるの?

行ってから考えればいいじゃないのよ」

李闇「空おねえちゃんが消えちゃう前に行こう?

ボク、空おねえちゃんが消えるなんていやだよ」

シャリム「・・・そうだね。

あたしもその子と話をしてみたいし、

やっぱり、消えちゃうなんて黙っていられないし・・・。

また本を読んで、空に会いに行こっか!」

深澄「うん♪」

朱理「そうこなくっちゃね!」

李闇「行こう!」















ところ変わって、とある遺跡の最深部・・・



遺跡最深部

フーア「どうやら、ここが遺跡の最深部みたいね」

傭兵「そうだな」

フーア「敵の気配がしないわ。

そのかわり、人の気配が4人・・・いや、5人?

ちょっと様子を窺ってみましょう」

傭兵「おう」

フーア「・・・っ!」

傭兵「あれは・・・」

フーア「何だかまずそうな雰囲気ね。

そろそろ、私の出番かしら?」









6へと続きます。

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