風車鞠 ~ふーしゃまり~

暴走剣士と大食い巫女とクールな農家がECOで繰り広げる冒険と物語っぽいもの。 こっそりひっそりまったり更新中・・・。
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小話第13話 雪国での探し物 5

(やれやれ)

マリアナ(あんなことをするなんて、僕らしくない。

だが・・・たまにはいいか)

フーア『マナ?ノーザンにいるの?』

マリアナ「このウィスパー、フーアか。どうした?」

フーア『シャリムもマナも帰りが遅いから、

どうしたのかなと思って』

やっかいごと

マリアナ「厄介な事に巻き込まれてた。

だけどもう解決した。これから帰る」

フーア『それならいいんだけど。

ところで、シャリムと一緒にいたの?

さっきシャリムにウィスしたら、

マナのおかげで助かった~!!って言ってたけど』

マリアナ「・・・大したことはしていない」

フーア『へえー、そうなんだー♪』

マリアナ「・・・・・・」






まだウィス続行中

フーア『なるほど。そんなことがあったのね』

気になることがある

マリアナ「そのことについて、気になったことがあった」

フーア『?』

マリアナ「あいつは、隠し部屋にいたタイタニアを

『あたしと同じ』と言った。

僕には意味が分からないが、フーアは何か知っているか?」


フーア『・・・・・・。

なるほど・・・だからか・・・』



マリアナ「?」

フーア『私、そのタイタニアの人のこと、聞いたことがあるわ。

以前ノーザンに行った時に噂で聞いたんだけど、

してはいけないことをして、タイタニア界を追放されたとか。

追放されるほどの罪って、どんなことか分からないけど

相当のものだったんでしょうね。』

マリアナ「・・・・・・」

フーア『シャリムも、好きでこの世界に来たわけじゃないのよ』

マリアナ「どういうことだ?」

思いがけない過去

フーア『住んでいた場所が、ある日突然崩壊したんだって。

まるで、世界そのものが無くなりそうなくらい凄い惨状だったとか。


で、気がついたらこの世界にいた、と。

本人はその時のこと、よく覚えてないって言ってたけど・・・。

私がシャリムを見つけたときはかなり衰弱していたし、

相当ショックを受けていたんじゃないかな』

マリアナ「・・・・・・」

といっても

フーア『といっても、今ではすっかり元気になったけどね。

あの食欲っぷりからして、

誰がそんな過去があるなんて思うか、ってくらい・・・


(見えないな・・・)

マリアナ「確かにそうは見えないな」

フーア『私は倒れていたシャリムを見つけて、

家に連れて行って休ませたの。

体調が回復してから事の経緯を聞いて、

さっきのことを知ったわけ。

帰る方法が分からないし、他に行くところが無いってことだったから、

うちにいていいよ、ってつい言っちゃったんだよねー。

それが、一緒に住むことになったきっかけかな』

マリアナ「・・・なるほど」

フーア『まさか大食いだとは思ってなかったから

食費には苦労してるけど、後悔はしてないよ。

なんだかんだ言って、今が楽しいから

マリアナ「・・・・・・」

放っておけなかったんじゃないかな

フーア『ま、おそらくシャリムとしては

似たような境遇の人を放っておけなかったんだろうね』

マリアナ「・・・そうか」

フーア『ともかく、もう時間も遅いし

早めに帰ってきなさいよー。

晩御飯食べずに待ってるんだからさー』

マリアナ「ああ」



誰にでもある影

マリアナ(幸も不幸も千差万別、か。

あいつにも、僕と同じく引きずっているものがある・・・)

シャリム「マリアナ~!一緒に帰ろ~~!!」

マリアナ(あいつも、僕みたいになる可能性があるかもしれない。

僕みたいに・・・過去により心を閉ざし、他人を拒絶したりしなければいいが)

(まったくこいつは・・・)

マリアナ「分かった。

だから遠くから叫びながら走ってくるな、シャリム」





・・・とりあえず、今は見守るか。










思ったよりシリアスに傾いた13話でした・・・。
次回の小話は番外編を更新予定です。

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