小話第15話 シャリム誘拐事件 5

こんなときにも食べ物の夢

シャリム「わ~、巨大なパフェ~・・・。

いただきまーす・・・」


真昼「いつまで寝てるのさ~」

真昼「こら~!いつまで寝てるのさ!!

お・き・ろ~!!!」(げしげし)

あたしの巨大パフェっ

シャリム「むにゃむにゃ・・・。

あれ?あたしの巨大パフェは!?」

真昼「そんなこと言ってる場合じゃないんだって!

誘拐されたんだよ、あたしたち!!」

シャリム「ゆうかい・・・愉快の間違いじゃ??」

真昼「ちっとも愉快な事態じゃないっての!!」




出来事を整理してみよう

シャリム「えーと、イーストDで男の人に会って、

食事会に招待してくれるってことでついていこうとして、

・・・どうしたんだっけ」

そこで

真昼「そこで一発みぞおちに入って、あんたは意識を無くして、

その間に誘拐されたの!」

シャリム「そうだったんだ;」

真昼「脱出しようにも鍵がかかってるし、

脱出できたとしてもゾンビやがいこつがうろうろしてるし、

どうするかね・・・」

シャリム「どうしよっか・・・」



声が・・・

シャリム「・・・今、声がしなかった?」

真昼「ん?」

シャリム「今、誰かの声がしたような気がしたんだけど、

真昼、聞こえない?」

声・・・

真昼「・・・・・・。

・・・聞こえた。うん、聞こえたよ!

しかも聞き覚えのある声!!

足音も聞こえる」

シャリム「大声で呼べば、助けてもらえるかもしれない!」

おーい~!

シャリム「誰かいるの~?

いたら返事して~!

あたし達、閉じ込められてるの~!!」

真昼「おーい、こっち~!!」


ああっ;

シャリム「・・・・・・。

足音が遠ざかっちゃった・・・。

あたしたちの声、聞こえてなかったのかな;」

使えないっ

真昼「結構距離近かったのに聞こえないとは、使えない奴!」

シャリム「聞こえてなかったのならどうしようもないよ~;」

???「無駄だよ」

え?

シャリム「え?」

真昼「出たな誘拐犯!」

???「君がいるその部屋は、ここであってここで無い場所。

外の声や音は聞こえても、こちらの声は聞こえることは無い」


真昼「むー、ややこしくてよく分からないっての!」

???「次元のゆがみ・・・その類の一つさ」

真昼「余計難しくなったような・・・」

ここはどこ?あなたはだれ?

シャリム「ここはどこ?あなたは誰??」

???「ここはアンデッド城。

死と闇を宿し、眠れない者達がはこびる場所・・・」

シャリム「アンデッド城・・・。

ファーイーストの南にある大きいお城だね」

???「ご名答。その通りさ」

姿見せろっ

真昼「で、あんた誰なのさ?

声だけじゃなく姿もみせろっ!」

???「これは失礼。自己紹介が遅れたね。

ボクはアニムス。

君に・・・君の先祖に恨みを持つ者さ」

そんなことが・・・

シャリム「恨み?ご先祖様??」

アニムス「ボクと兄は遠い昔、君の先祖・・・ルジェにこの地に封印された。

一番上の兄も遠い地に封印されて、ろくに行動することができない。

どうしてか知らないが最近は封印が弱まって、

ある程度なら動くことができるけどね」

シャリム「そんなことがあったんだ・・・」

アニムス「ボクはここで兄とずっと窮屈な生活をしていた。

ボク達をここに封印し、自分はさっさと元の世界に帰ったルジェを恨んでいた。

何十年も、何百年も」


シャリム「・・・・・・」

アニムス「だから、いつか復讐しようと考えていたんだ。

そして今、ようやくそのチャンスが来た。

まさか、ルジェの末裔がこの世界にやってくるとはね。

しかもエレメンタラー。

光に勝る4属性も、ボク達が司る闇には弱い」

復讐なら

シャリム「復讐・・・あたしを殺すの?」

アニムス「そうしたいところだけど、それはできない。

今はまだ、君に生きていてもらわないと困る。

そうでなければ、とっくにイーストダンジョンで殺していたさ」

シャリム「あなたは、イーストDで会った時の人なんだね」

アニムス「そうさ。

ボクは今ここにいないけど、いずれ会えるよ、シャリム。

その時が君の最後だと思うけどね」

話の途中だけど

真昼「えー、話の途中だけど、一つ聞いていい?」

アニムス「いいよ。何?」



ご飯はまだですか?




シャリム「・・・・・・」

アニムス「・・・・・・」










真昼のおかげでシリアスな場面ぶち壊しw(オイ)
どうやらその後、簡単な食事は出たようです。
6へと続きます。

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