小話第15話 シャリム誘拐事件 10

どうする?

マリシャス「どうする?アニムス」

アニムス「どうするって、何を?」

マリシャス「この娘の処遇だ。

封印を解除できないと分かった今、生かしておく必要は無いと思うが」

そうだねえ・・・

アニムス「そうだね・・・どうしようか。

あのルジェの末裔だし、万が一逃がしてしまったら

将来ボク達の脅威になることは目に見えてる。

ここで始末しておくべきか・・・」

まずい展開になってきた

真昼(な、なんかまずい展開じゃないの!?

強行突破して逃げる?)

シャリム(そう言われても、杖もタリスマンも取り上げられちゃってるし、

二人ともあたしより強い魔力持ってるから、勝てっこ無いよ;)





・・・そうだ

アニムス「・・・ねえ兄さん。

マリシャス「?」

アニムス「ただ殺すってのもつまらないんじゃない?

死んだらそれでもう、苦しみを味わうことは無い。

それならいっそ、この城に閉じ込めて

ボク達と同じ苦しみを味わってもらうってのはどうかな。

薄暗い城でずっと、日の光を永遠に見ることなくこの城で過ごすのさ。

・・・生きたまま、ね


マリシャス「死んで楽にはさせない、か。

お主らしい考えだな」

アニムス「いいでしょ?

日の当たる世界に暮らしている者には、

これが一番苦しみを与えられる方法だと思うよ。

まあ、殺したくなったら殺せばいいんじゃない?」

マリシャス「・・・そうだな」

どうすんのっ!

真昼(どうすんのっ!

このままこんな不気味な城に閉じ込められていいの!?)

シャリム(真昼、合図したら一気に外へ逃げて)

真昼(へ?)

シャリム(あたしがどうにかして目を逸らさせるから、

その隙に部屋から出て!)


真昼(あんたはどーすんの?)

シャリム(あたしはまあ、なんとかなるんじゃないかな~)

真昼(ちょっと、そんないい加減で大丈夫なの!?)

シャリム(後から頑張って追いかけるから、

真昼は先に行ってて欲しいな)

真昼(・・・分かった)

何を話しているのかな?

アニムス「さっきからこそこそ、何を話しているのかな?」

シャリム「!」

真昼「気付かれてる;」

アニムス「言っておくけど、ここから逃げようったって無駄だよ。

ボク達兄弟を倒せるようだったら話は別だけどね」

シャリム「・・・・・・」

アニムス「さあ、こっちへおいで。シャリム。

来ないならこっちから行っちゃうよ」

マリシャス「抵抗したところで逃げ場は無いぞ」

こ、来ないでよっ!

シャリム「こ、来ないでっ!」

アニムス「さっさとこっちへ来い!」

シャリム「やだってばっ!!」



フーア「やめなさい!」

アニムス「ん?」

マリシャス「あれは・・・先程の・・・」

フーア「さっきからずっと聞いてりゃ自分達の好き勝手なこと言って・・・。

しかも、何の罪も無いシャリムを誘拐した挙句利用しようとして、

使えないと分かったら監禁するですって・・・?」


このロリコンがっ!

フーア「いい加減にしなさいこの変質者!

ショタコンっ!!」



マリシャス「ショ、ショタコン・・・」

それを言うならロリコン

マリアナ「フーア、それを言うならロリコン


フーア「どっちでも同じようなものよ」


フーア、マリアナ!?

シャリム「フーア!マリアナ!!

来てくれたの!?」

フーア「フレからシャリムが誘拐されるのを見たってウィスが来て、

その後色々あって、ここにいるってことを知ったの。

遅くなってゴメンね。

今助けるから、ちょっと待ってて!」










フーア&マリアナ、華麗に(?)登場。
11へと続きます。

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