風車鞠 ~ふーしゃまり~

暴走剣士と大食い巫女とクールな農家がECOで繰り広げる冒険と物語っぽいもの。 こっそりひっそりまったり更新中・・・。
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小話第23話 探す者と捜す者 3

~ハルとマナがモーグで会う1時間前~





フーア「・・・・・・」

目を覚ましたけれど・・・

ティル「・・・・・・」







どうだった?

マリアナ「どうだった?」

覚えてないです・・・

ティル「やはり、自分が眠っている間のことはおろか、

人物に対しての記憶が全く無いようです。

生活する上で最低限必要なことは覚えているみたいですが、

あなた達のこともわたしのことも、覚えていません」

マリアナ「そうか・・・」

あたしがいない間に

シャリム「あたしがいない間にそんなことがあったなんて・・・。

あたし、家にいた方が良かったかなあ;」

マリアナ「いや、シャリムがいても状況は変わらなかった。

ティルがラミュロスとかいう魔物を追い出さなければ、

フーアはずっと眠ったままだった」

ティル「でも、眠りから覚めたフーアは記憶を失っています。

おそらく、長時間心を揺さぶられていたせい。

わたしがもっと早くフーアを助けていれば、

こんな事態にはならなかったのかもしれないのに・・・ごめんなさい」

シャリム「ティルのせいじゃないよ。

フーアのために頑張ってくれたことには変わりないもん。

悪いのはその魔物だよ!」

マリアナ「僕もシャリムも解決策を見出そうとしたが、できなかった。

だから、謝るな」

ティル「はい・・・」

お薬必要?

シャリム「記憶喪失って、どうやったら治るの?

お薬必要?」

薬で治れば苦労はしない

マリアナ「薬を飲んで治るものじゃない。

自然に記憶が戻るのを待つか、

身近にいる僕らが、記憶が戻るように何かしら働きかけるしかない。

どちらにしても、すぐに元に戻るのは難しいと思う」

シャリム「フーア、あたし達のこと思い出してくれるかなあ・・・」

マリアナ「分からない。

分からないが、出来る限り努力してみる」

シャリム「うん、あたしもそうする!」

何かを考えるティル

ティル「・・・・・・」





~モーグシティ・現在~





マリアナ「・・・ということだ」

シャハル「そんなことがあったとはな」

回想終了

マリアナ「悪いことに、僕らのことだけでなく、

剣の使い方さえ忘れてしまっている。

今のフーアではとても戦える状態ではない。」

シャハル「まじかよ・・・」

マリアナ「身近な人が自分のことを忘れているということは、

何とも言えない気持ちだな。

昔はむしろ、自分のことなど忘れてくれと思ったくらいだが、

いざ友達がこんなことになってしまうと、空しいものがある」

シャハル「・・・・・・」



シャリム『マリアナ!』

急なウィス

マリアナ「・・・シャリム?」

シャリム『大変なの!』

シャハル「シャリムがどうかしたのか!?」

マリアナ「シャリムからウィスが来た。

どうかしたのか?」

シャリム『フーアがいなくなっちゃった』

マリアナ「いなくなった?

お前とティルでフーアの様子を見ていたのでは?」

シャリム『ティルはちょっと考え事があるって外に出ていってて、

その間あたしがうとうとしていたら、いつのまにか:』

マリアナ「急いで戻る。

シャリムはティルにそのことを伝えて、庭の周辺を捜して』

シャリム『うん;』

マリアナ「フーアが庭から出ていって行方不明らしい」

シャハル「記憶が無いまま外に出ていったのか・・・やばいぞ、そりゃ」

俺も手伝おう

シャハル「俺も手伝おう。

シャリムに暗い中を一人で彷徨わせるわけにはいかないしな」

マリアナ「助かる」

シャハル「もうすぐ日も暮れる。

そろそろあの男もアクロに着いているはずだ。

あの男が捜している女がフーアだったら・・・

そうでなくても、赤い髪の女が狙われてんだ。

どうにか見つけねえとだな」










4へと続きます。

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